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【株式投資】なぜ株式投資で長期投資が大切なのか?

どうもー投資ロウトです。

今回は株式投資の基本的な考え方が、長期投資が良いと言われていますが、それがなぜ長期投資が良いのかについて解説していきます。

株式投資における長期投資のメカニズムについて

一般的に投資信託インデックス投資のようなリスク分散のされた金融資産は、経済が成長していくや物価上昇などのインフレ等を踏まえて、長期的に保有をしたら良いというのは、聞いたことがあるのではないでしょうか?


でもそれって株式投資にも当てはまるの?と疑問に持たれる方も多いと思います。


それについて長期保有のケースと、高配当株・優待株の2ケースについて考えていきたいと思います。

長期保有のケース

こちらは世界一の投資家のウォーレンバフェットさんのケースになりますが、株を長期で持つということは、会社の権利を一部持つという事になりますので、会社が成長する事がそのまま長期保有で持って嬉しいという事になります。


これだとちょっと分かりづらいと思うので、次の会社の例を見てください。


例:
A社:2022年
A社:2023年(1年後)
【前提条件】会社は黒字できちんと利益が出ている優良な銘柄を選んでいるケース


A社が2022年で経営をしており、1年経った2023年ではどんな事が起きるでしょうか?


・会社が利益を稼いで利益を上げると何が起きる?
→会社が黒字で利益を出し、経費や税金を引かれたとして、当期純利益として会社に残るようになります。そうすると会社は株主に対し、利益をどう出すかを検討するようになるのですが、特に配当を出さずに利益を内部にとどめようとすると、会社の利益剰余金に対して資産が貯まるようになります。


そうすると、会社の1株あたりの純資産が増える事になり、株価の割高かどうかの判断基準であるPBRの値が割安となって、結果として株高につながるようになります。


また会社にとって起き得ることはそれだけではありません。会社で使えるお金が増えるとなると経営者が一般的に言われているROE経営というものがあり、持っている資産が有効活用され、きちんと利益を出しているかをチェックしたりするのですが、ROEの数値を維持したまま運営しようとすると、結果として会社に溜まった資産を有効活用して、新しい利益が得られるような経営をしなければなりません。


つまり例えば従業員を新たに追加で雇用をし、売上が上がるようにしたり、また従業員を雇わなかったとしても、自社株買いを行なって償却をし、世の中に出回っている株の流通量を減らし、株主に株価上昇という形で還元するという選択肢もあります。


つまり何が言いたいのかというと、会社がきちんと利益を生み、また経営者が優秀であれば、会社の株をずっと持ち続けると株価は勝手に上昇をしていくようなものという事になります。

高配当株や優待銘柄のケース

では通常の株式投資にしか長期保有のメリットはないのか?と言われるとそういう訳でもありません。


よくある一般的な形として、継続保有年数によって優待内容が良くなっていくというのも一つの形ですが、高配当株と優待保有銘柄では、通常の株の長期保有の考え方と異なるようになっています。


例:
B社:2022年
B社:2023年(1年後)
【前提条件】会社は黒字できちんと利益が出ている銘柄を選んでいるケース


・会社が利益を稼いで利益を上げると何が起きる?

では高配当株などの銘柄では何が起きるのか見ていきましょう!


一般的に優待の保有銘柄であれば、世の中に出回っている株のうち、個人投資家保有している割合が高く、株価の変動が少ないというのはよく言われている事です。
またその場合に、長期で保有していたとすると、会社が利益を稼ぐと株主に優待・配当の形で株主に還元されます。


また高配当株や優待の保有の皆さんは利回り重視で株を買っていることが多く、また企業もそれに従って利益の多くの部分は配当や優待といった形で、還元されるような選択を取っています。


そうすると長期保有の株と違い、会社に貯まる利益も多くない、また企業が内部で使える再投資部分も多くないというのが現実的です。


しかし、あくまでそれは会社が配当や優待の選択をして還元しているからであり、株主には還元されるので、株主は優待で還元されてもその分現金支出が抑えられたり、配当をさらに再投資する選択肢が生まれます。


そうすると増えた資産(配当等)が、さらに再投資によって新しい資産を生み出す事になるので、複利という力を使うことができるようになります。そのため、複利の力によって、高配当株と優待ホルダーの方は長期保有の力を生み出せます。
※ただし長期投資でないといけない訳ではなく、どちらかというと株価の横ばいと利回りの組み合わせで成長するという意味なので、銘柄を変えていく分に問題はないと思います。


なので有名な優待ホルダーである桐谷さんがよく言っている、利益が出たら利確をし、売ってしまえばいいというのは、別の投資先を探して、資産をずっと金融資産に置いておこうという意味での長期的に金融資産に置く投資方法になります。

どちらがいいなどはある?

これはとても難しい選択ですが、要はどれだけ投資をするのに対して時間を割けるかというのが大きいと思います。

(難易度)
優待 < 高配当株 <= 株式投資(スタイルによりけり)
※金額の変動の大きさのリスクなども含めて

難易度は上記になると思いますが、やはり株式投資で長期保有ができると、企業が自社の株式の価値を高める行為に対しては税金がかからないのに対し、高配当などは配当金に対して、税金がかかるので、税率面においては株式投資の長期保有の方がいいのかもしれません。

まとめ

とざっくりにはなりますが、株式投資の長期保有についての解説をしました。


長期保有をする上で是非とも知っておきたい知識ではあるので、お役に立てると幸いです!
ご精読ありがとうございました。youtubeで投資情報を発信していますので、良かったら遊びに来てください!
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