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【コラム_5】PERが低いというのは、問題を抱えている可能性もある

どうもー投資ロウトです。

今回はPERが低いことによる危険性について解説していきたいと思います。

なぜ執筆に至ったのか?

PERは株式投資を行う上で、とても重要な指標となっており、その良し悪しで「今」投資をすべきかどうかを判断しますが、適正値(PERの値)の考え方には注意をしなければならないという事があるので、そちらについて執筆したいと思いました。

そもそもPERとは何なのか?

PERは株価 / EPS(一株当たりの純利益)で求められる値の事を言いまして、こちらが日本市場では15倍が一般的な指標値として使われております。
15倍より低ければ割安で買っても良い。15倍より高ければ割高なので、今は買い時ではない。というのが一般的な投資家の見方や使われ方になります。

使い方が違うというのはどういう事なのか?

自分は長期投資家なので、基本的に15倍というのを元に判断していますが、こちらは企業や業界、また投資方法によって大きく使い方を考えなければなりません。


例として成長株の場合を表してみると、こちらは特にPERは要注意でみる必要があります。俗にテンバガーなどといった株価が10倍になる株を狙って投資をするようなタイプの投資方法なのですが、成長性が高い企業などは特に投資家から注目を集め、株を欲しがる人が多いので株価が需要と供給により上昇します。


となると優良や成長速度(売上高の上昇)が高ければ高いほどPERは高くいく(15倍より高い)ケースが多く存在します。そう言った中で、PERは15倍以下だから買うと指針に決めた場合、優良なのにこの会社は注目されておらず、割安になっている要因を考えなければなりません。


確かに上場企業は3800社以上あり、また金融機関は上場企業の中でも時価総額の大きい企業に対して投資する傾向はありますが、時価総額が高くない小型株でも成長性がめちゃくちゃ優秀だったりすればPERが20倍や30倍でも適正値と考えて投資をしていいケースもあります。


しかしPERが15倍よりも低ければ、大抵業界的に売上高が上がるのは珍しくなかったり、また売上高は上がるが、利益率が低いビジネスモデルのために、そこまで株価上昇を見込めないという企業の可能性もあります。

PERはあまり使えない指標ということ?

PERは上記の理由により、適正値を変更する必要があったり、自分の投資方法を見直したりする必要があるということはありますが、高配当株や株主優待などのような投資方法では、PERが15倍以下なのはとても重要な指標になります。


なぜそうかと言いますと高配当株と株主優待ホルダーを選択する投資家にとって、株価上昇が目的ではなく、配当や優待で得られる利回りによって投資をする必要が出てきます。そう言った中で利回りが低かったり、割高(PERが15倍以上)で買ってしまうことを選択してしまうと株価が下落するリスクも考慮して投資をする必要が出てくるので、結果として利回り以上に株価が下落する危険性を含んでしまいます。


そもそも株主優待や高配当株は株価変動の激しい銘柄ではあまりない傾向が強いですが、高値で掴まないような努力は必要かもしれませんね。

まとめ

・PER一つをとっても見方や投資スタイルによって、使い方(適正値)を変更する必要があります。
・底値で掴まないような努力は必要だと思います。
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