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【投資研究_5回目_fourth】チャートの基礎_4

目的

高配当株や長期投資など株式投資は様々な手法があると思いますが、苦労して企業分析を行った後は、いつ株を購入すれば良いのか分からず悩んだりされる方も多いと思います。


今回の記事を見て頂くことで、どのタイミングで買って行ったほうがいいかなどの判断に使えるチャートについて理解を深めることができます。
※複数の記事に分割していく予定です。

チャートの基礎(前回の続き)

テクニカル分析で上昇トレンドしか買うことができないか?

そもそも上場企業が3800社以上もある中で、株価が上昇傾向にある企業が存在しないというのは考えづらいです。ただ上昇トレンドで買うタイミングであったとしても、買いたい企業かどうかも別問題なので、テクニカル分析の投資家には、ファンダメンタルズ分析の投資家に比べて、下落トレンドでも株式投資ができるというのが強みかもしれません。


それができるのが空売りという方法になります。


【用語】
空売り・・・手元に持っていない株式を、信用取引などを利用して「借りて売る」ことをいいます


空売り│初めてでもわかりやすい用語集│SMBC日興証券


ただ上昇トレンドではなく、下降トレンドで戦う空売りには以下が弱点だと思っています。


制度信用取引により行う空売りには、6ヵ月の期限が設けられています。期限内に買い戻しができない場合は、強制決済による買い戻しが行われることに注意」


ティッカートーク|空売りとは?仕組みやメリット、注意点をわかりやすく解説


つまり、保有上限が決められているので、上昇トレンドで通常の投資であれば、長期投資で株価が上昇が見込める場合は、株を寝かせる塩漬けという状態にして保有し続ける選択ができますが、下落トレンドを扱う空売りはそれができません。


ただある程度現在は収束しているコロナなどのような、市場全体が下落相場にあって儲けられるチャンスがある場合は、ある意味長期投資家にはない強みかもしれませんね。

チャートで売買をする際におすすめなグランビルの法則

グランビルの法則


チャートのような分析をする際によく出てくるのようなグランビルの法則というものになります。


【購入のタイミング】
①下落トレンドから上昇トレンドに向かう局面で、底値が変えるいいタイミングになる可能性があります。


移動平均線を①で突き抜けて、移動平均線が上昇傾向にある場合で、下回るのが一時的である場合。


③上昇トレンドに乗った押し目がいのチャンス。


移動平均線が下落トレンドにあるが、大きく移動平均線から離れてリバウンド狙いとなっているもの。


【売却のタイミング】
⑤①とは逆で、上昇トレンドにあったものから、移動平均線を下に突き抜けてしまったタイミングで、短・中期投資家が利確を狙うポイント。


⑥②とは逆で、上昇トレンドから下落トレンドに向かっている最中で、一時的に移動平均線を上回っても、移動平均線は下落トレンドに向かっている。


⑦③とは逆で、下落トレンドの押し目状態。今後も下落トレンドが続くことから売却することが求められる。


⑧④とは逆で、上昇トレンドで移動平均線から大きく乖離した場合で、利確するのがいいとされている。

トレンドが切り替わった時の判断の仕方

グランビルの法則の①や⑤で移動平均線を下回ったときに、買ったり利確したりするのが理想的とされていますが、移動平均線から2%〜3%の差分があるのが望ましいとされています。


株式投資をする際に、指値買い注文という指定の価格で売買ができる方法があるので、理想的な形になりそうな場合に、2%〜3%の乖離が起きた金額で買い注文を入れると、張り付かず購入ができるのでいいかもしれませんが、ファンダメンタルズ分析ではなく、テクニカル分析を優先する場合は、損切りや利確等の行動が必須だと思われるので、買い注文後も株式を監視する必要があると思われます。

テクニカル分析で儲けるのはどういうことなのか?

今現在の研究段階では以下のパターンが一般的な稼ぎ方の理解です。

売買の利益について

例)
・所有金額100万円の投資家のケース
【条件】
短・中長期投資家で売買と言えど、ポートフォリオを組むため最大1株に1/4までしかかけない場合


【最高の流れ】
最安値を狙うタイミングである①で購入でき、⑧-2の最高のタイミングで売却ができた場合。


①約1/4の価格である1343円 * 200株を購入 = 268600円でポジション。
②(2387円 - 1343円) * 200株 = 208800円の利益
※売却時の税金等や手数料は考慮外とする
③全体の金額は100万円で、208800円を17ヶ月で稼いだことになるので、
208800円 / 100万円 = 20.8%
20.8% / (17ヶ月/12ヶ月) = 14.7%


【図のタイミングの金額と日付】
①2020年8月:1343円

②2020年11月:1380円

③2020年2月:1463円

⑧-1 2021年6月:1971円

⑧-2 2022年1月:2387円


【上記の例】
上記の例の解説は100万のうちの約1/4を一銘柄に注目し、売買した結果で14.7%年利を出せているのはとても凄い事だと思います。また3/4も投資できるチャンスがあるので、3/4の銘柄全てがプラスで終わらない可能性もありますが、テクニカル分析で理想的な展開の例ではそういった結果もあり得るといった形になります。


ただ必ずしも上昇トレンドが続くとも限らないですし、逆に下落トレンドに行って利確をし、数ヶ月保有した株式が利益を生み出さなかったという可能性も当然考えられるので、その辺りも考慮すべきだと考えています。

まとめ

チャートの分野を研究して発信し、もっとyoutube視聴者の方に有益な情報が発信できるように邁進していきたいと思います。ご精読ありがとうございました。