doshirote’s blog

youtubeでの投資情報の補足や投資情報を発信

【コラム_3】利回りが大きい企業は危険性を持っている!?

どうもー投資ロウトです。

今回は利回りが高い企業の中に危険な企業が含まれている可能性があるメカニズムについて解説していきます。

なぜ執筆に至ったのか?

自分は現在youtube動画にて、優待や高配当株関連を紹介させて頂いております。
その数々の企業を見ていく中で、利回りが高い企業がリスクがかなり高い企業も多く存在していたという事実があります。


その為、なぜ高利回りの企業で危険な企業が多いのかというメカニズムを視聴者の方に知ってもらうことによって、投資で失敗をするリスクを抑えて欲しいと感じた為執筆しています。

なぜ高利回りの企業で危ない企業が多いのか?

ではここからが本題です。なぜ高利回りの企業は危ない企業が多いのかを知ってもらう為に、まずは危ない企業がどういうような経緯を辿るのか?という事について解説していきたいと思います。

例)
まずA株式会社があるとします。株価は1000円で100株単位で優待を実施しており、100株を保有していると4000円分のQUOカードが貰える企業があるとします。そうすると1000円 * 100株で100000円出すと優待として4000円分の優待(Quoカード)を貰うことができます。なので利回りは4%となっております。


自分の動画で毎回言わせて頂いておりますが、4%の利回りは高利回りの基準になっているので、悪くない優待内容です。


ではここでA株式会社が、業績が悪く利益も減少してしまいました。そうすると株価に影響を及ぼします。なぜ業績が悪くなると株価に影響を及ぼすかと言いますと、株価の算出方法に原因があります。一例で行きますと、株式投資をする際にPERを使って株価が割高かどうかを計算する方法があります。


元々1株あたり66.6円(EPS)稼いでいたとします。するとPERの計算は株価 / 1株当たりの利益(EPS)なので、「1000 / 66.6 = 約15倍」になります。なので一般的な株式投資のPERの割合は15倍と言われているので、元々適正と考えられていたとします。
※業界毎にPERの適正値は違うという前提は考慮外とします。


で先ほどの話に戻りますが、業績が悪くなって、元々一株当たり66.6円稼いでいたのを33.3円に半分まで利益が減ったとします。そうするとどうなるでしょうか?
ではPERを計算してみましょう。「1000円 / 33.3 = 30倍(PER)」となりました。


そうすると投資家はどう思うかと言いますと、「いくら4%の高利回りといえど、PER30倍は割高すぎるな・・・株を売却しようかな。」と思ったとします。そうするとPERだけが株価を決める場合は、15倍基準まで下がるとするので、「33.3円(一株当たりの利益) * 15倍(PERの適正値) = 500円(※小数点切り上げ)」となり、株価が1000円から半分まで下がってしまいました。


ここでこの記事のテーマである「利回りが大きい企業は危険を持っている!?」という話ですが、利回りの計算をしてみましょう。
4000円(QUOカードの優待) / (500円 * 100株) = 8%になりました。4%以上が高利回りと言われている中で、8%はめちゃめちゃ高い利回りですよね。。

つまり何が言いたいのか?

株価を算出する方法はPERだけではなく、PBR、もしくは配当利回りから計算するなど、様々な計算方法があります。しかし業績が悪くなったりすると株価が下落する事によって、利回りがめちゃめちゃ高くなっているという状態の企業が存在するという事になります。


世の中の投資家には、皆さんと同じようにめちゃめちゃ下調べをしたり、情報を収集して投資をしている方もいます。そんな中めちゃめちゃ優れている利回りがある商品を放っておくでしょうか?というお話です。欲しいと思う人が多ければ多いほど、株価は需要と供給により下落します。なので、利回りが高い商品はリスクがある可能性もあるという事を忘れずに気をつけてくださいという趣旨の内容でした。


ご精読ありがとうございました。今現在youtubeでは色々な企業銘柄の紹介や、簡易な企業分析をした上での動画を投稿しています!
良かったら遊びに来てくださいね^^
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