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【投資研究_4回目-second】株式投資の研究(会社のお金の実態について)

どうもー投資ロウトです!

今回は株式投資の研究という事で、儲かっている企業の特徴を会計の観点から確認していく研究となります。

まずはウォーミングアップで、財務3表を振り返り(入門者向け)

会社の決算書を読む際に、登竜門として財務3表という「貸借対照表」、「損益計算書」、「キャッシュフロー計算書」を理解していく必要があります。


【用語解説】
貸借対照表・・・財務3表の一つで、会社の中の資産が誰の資産で、その資産の使い道はどのようになっているかを表しているもの。

損益計算書・・・会社が売り上げたお金から、様々な経費を差し引き、どれ位の利益が出ているのかなどを分かりやすくしたもの。

キャッシュフロー計算書・・・いくら財産があっても、黒字倒産をしてしまう企業がある中で、お金の流れを表し、経営上きちんとお金が回っているのかを表したもの。

安全性分析の考え方について

まず貸借対照表を読むにあたって、最初に見るべきは純資産という記載がありました。これは会社の価値を見る為という事です。そしてその会社の価値の事を純資産という項目で表しますが、次の式で会社の価値が表せます。


【式】
会社の価値(純資産) = 全体の資産 - 誰かから借りた借金


そしてこの会社の価値(純資産)は、会社が創業してから現在に至るまでの利益の蓄積を表すようになっています。これだけ見てもピンとこないと思いますので、次の例を見てください。

資産の増加の増え方について

【用語解説】
・資本金・・・会社の設立時に用意したお金で、株主や投資家などが用意する資金の事。意図的に増加させることは可能。
・利益剰余金・・・会社が営業をして稼いだお金を会社に貯めた物。


上記のように、会社が営業をするにあたって、最初に資本金を用意します。そして1年間の営業を通して、利益を200万貯めたとすると、利益剰余金が200万貯まり、合計の純資産が300万円になります。というように、会社が営業して稼いだお金の溜まった金額が純資産なので、純資産を見れば会社の良し悪しが分かるという風に著者は主張しています。


そして会社が赤字が出たとしても、会社の設立当初の資本金よりも純資産が高ければ、きちんと利益が入って溜まっている証拠になり、また逆に純資産がマイナスだと経営破綻状態を表すようになります。


当然自分達のような株式投資家が気にすることは、会社が倒産するかしないかという事を確認するのが絶対条件になりますが、その際に自己資本比率を確認するというのは、必ずあります。自己資本比率が30%を超えているかどうかをなぜ確認しなければならないのかということになりますが、


【用語解説】
自己資本比率・・・負債と純資産の割合を表し、純資産 / 全体の資産で表せる。


会社の純資産がマイナスになると債務超過になるため、自己資本比率の低下は会社が永続して運営を行うにあたっての障害になり得ます。その為30%を下回ったら、会社は誰かから借りた資金が大半で運営をしているという区切りになるので、チェックしているという風になります。


【用語解説】
債務超過・・・会社の借金が資産の総額を超えており、経営的にアウトの状態のこと。

自己資本比率が超えていればそれでOKという訳ではない。

では自己資本比率が30%超えていれば全然問題ないのか?というとそういう訳でもありません。

資産の割合について

今まで解説していたのは、画像の右側である青色の部分で、銀行から借りたのかや自分で用意したのかなどを表していますが、いくら純資産の割合である自己資本比率が高くても、左側の資産の構成が不味いと経営を維持する事が難しくなります。


どういう事かと言いますと、次の例を見てください。

例)
ある男性は100万円分の資産を持っているとします。もちろん銀行から借入を行なっておらず、全て自己資金とします。

ある男性の例

ただ男性の持っている資産の全てがPlayStation5とSwitch、そして残りは全てゲームソフトだったらどうでしょうか?いくら仮にゲーム系youtuberでお金を稼いだとしても、目の前の支払いができないようだと生活できませんよね?


会社も同じで、何か物を売る際は商品を仕入れて、販売をします。その仕入れを行う際にもある一点の現金がないと経営が回らないというお話になります。会社の中では現金だけではなく、債権(クレジットカードみたいなもの)や、商品の在庫など様々な資産で構成されますが、支払いしやすい資産をどれだけ持っているかということで、当座比率というものを確認します。


【用語解説】
当座比率・・・ざっくりいうと、1年以内に換金できそうな資産の中で、より現金などのようにお金に代わりやすい物を指します。


当然債権(クレジットカードみたいなもの)が、貯まりすぎると経営上怪しくなるので、粉飾決算という会社の会計の数字を誤魔化してしまうような事も考えられる訳ですね。

まとめ

企業分析って意外と大変ですよね。覚えることも多くとても大変だと思います。なるべく専門用語を押さえて、また読者に学びがあるような研究ができるように頑張っていきたいと思います。

もし宜しければ、自分のyoutubeチャンネルに遊びに来てください!ご精読ありがとうございました。

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